業務用IH調理器用エプロンの新発売
長野県松本市の学校給食センターに採用されました

メディカル・エイド株式会社 代表取締役 松井 英樹

当社はペースメーカ用電磁波防護服や一般家庭用のIH調理器用電磁波防護エプロンを取り扱っておりますが、この度調理現場で使用できる業務用のIH調理器用エプロン「IH安心エプロン業務用」を開発し、販売いたします。
新製品の導入第一号として、2009年8月にオープンする長野県松本市の新学校給食センターに採用されました。

  1. 開発の経緯
    1. 2005年に当社はペースメーカ電磁波防護服「MGベスト」を開発しプレス発表した際、多くの一般の方よりIH調理器用電磁波防護服を要望されました。
    2. ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)の人体曝露のガイドラインに従い、ペースメーカ電磁波防護服を開発した際に使用した人体ダミーや各種測定装置を用いて、IH用電磁波防護エプロンの開発に着手しました。
    3. EU(欧州連合)EN50366規格ではIH調理器の測定距離を調理台側面から30cmとし、測定値も実効値で規定しておりますが、当社は実際に調理する距離は10cm前後が中心であるのでそれらの距離でも測定し、測定値も実効値ではなくICNIRPが定めたピーク値としました。
    4. IH調理器を利用する際、コンロ面を覆い隠す大きな鍋を使用すればICNIRPのガイドラインを超えることはありませんが、小さな鍋や大きな鍋でもコンロ面からずれると調理台側面から10cmの距離ではガイドラインを超えてしまいます。そこで、それに対応して当社の製品は調理台側面から10cmの距離で、小さな鍋や鍋がずれたときでもICNIRPのガイドラインを超えないように作られています。
    5. 一般家庭用のIH調理器用エプロンは2006年より販売を開始し、ご好評を頂いておりますが、この度、プロの調理現場に合わせて製品の耐久性を上げ、より動きやすいタイプのIH調理器用エプロン「IH安心エプロン業務用」を新発売いたします。

  2. 開発の背景
    給食センターなどで近年オール電化設備が新設されています。学校給食センターではアレルギー対策などで多種で少量の給食にも対応しており、IH調理器を使用する際、大きな鍋でなく多種多様の鍋を使用する機会が多くあります。その結果、ICNIRPのガイドラインを超える電磁波曝露をしてしまうことになり、長時間で長期間の作業にともなう健康のリスクを無視できなくなります。
    当社の製品IH安心エプロン業務用は作業環境に合わせて、人体電磁波曝露をICNIRPのガイドライン以内に納めることを目的に開発をしました。

  3. 販売概要
    今後調理現場のオール電化にともない需要が高まることが予想されます。「IH安心エプロン業務用」の一般販売価格は32,400円(税込)ですが、学校給食や公的機関に導入いただく場合は別途価格を設定いたします。

<お問い合せ先>
メディカル・エイド株式会社 担当:松井英樹
住所:大阪府和泉市テクノステージ3-1-11 大阪府いずみテクノサポートセンター
TEL: 0725-53-3270 FAX: 0725-53-5337 E-mail: medicalaid_info@medical-aid.co.jp
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