MRI検査における不要な電磁波被曝から人体部分を保護するための防護衣

 日本製 

MRI検査では電磁波(RFパルス)が照射されますが、医療目的以外では認められていない強さの電磁波です※。

検査の際には患部以外の人体部も電磁波を被爆してしまいます。また、電磁波を被曝すると非磁性金属のインプラント(ステント・胸骨ワイヤー等)や指輪や手首等の金属固定具、刺青・眉墨の染料に含まれる金属成分の発熱や変色、さらに人体部等で形成される高周波ループの発現による熱傷のリスクがあります。

本製品は患者様への電磁波被爆を低減することで、患者様の潜在的健康リスクや電磁波被曝による上記のような様々なリスクを小さくするので、患者様だけでなく検査担当技師様がより安心して検査を実施することができます。

(同意書が取りにくい救急搬送された患者様にはとくにお勧めです)

国際非電離放射線防護委員会 (ICNIRP:International Commission on Non-Ionizing Radiation Protection)では「公衆ばく露」、「職業的ばく露」、「管理されたばく露」を定義しており、MRI電磁波ばく露は「管理されたばく露」の上限値(全身平均SAR値で4W/kg)以下ですが、「公衆ばく露(0.08W/kg)」、「職業的ばく露(0.4W/kg)」の制限値より大きな値です。

MRIプロテクターの特徴

  • 表地は防水・透湿ナイロン生地、裏地には制菌・抗菌・消臭加工をしたポリエステル生地を採用しており、アルコール除菌、低温滅菌(ガス滅菌等)に対応しており、ドライクリーニングも可能で感染症対策も万全です。
  • 電磁波遮蔽素材として非磁性の銀繊維素材MGネットを表地と裏地の間にインサートしています。
  • 電磁波を遮蔽したい人体部分に対応した、各種MRIプロテクターをご提供しております。

製品構成と価格

MRIプロテクターの種類と臨床例

MRI検査ではインプラント医療器具や指輪やネイルなどの金属、刺青などの染料に含まれる金属成分は発熱や変色のリスクがあります。また、ガントリとの接触やケーブルや身体で高周波ループが形成された場合、ループに電磁波(磁束)が通過し、誘導電流が流れたやけどの事故例があります。刺青の模様がループを描いている場合はリスクがさらに高くなりますので注意が必要です。

本製品は体内の電磁波暴露量を80%以上低減し、さらにループを通過する電磁波(磁束)の量を約100分の1に低減する性能を持っています。

平成29年10月~令和2年8月の間に、医療現場で以下のようなケースで約5000件以上の臨床実績があり、異常報告は着用方法を間違えたケース1件だけです。


型式:MPVT-01(ベスト)

JMDN:38356000(放射線防護用胸部前掛)

医療機器登録番号:27B3X00308MPVT01

<臨床例>

頭部検査の際に、刺青・機械式動脈弁・バイパスグラフト・ステント・胸骨ワイヤー・ポート装着者に使用



型式:MPFC-01(フィットコート)

JMDN:38355000(放射線防護用前掛)

医療機器登録番号:27B3X00308MPFC01

<臨床例>

頭部検査の際に、刺青・機械式動脈弁・バイパスグラフト・ステント・胸骨ワイヤー・ポート・腹部ステント装着者に使用

※ 頭部、四肢を除く身体の電磁波曝露を軽減



型式:MPPT-01(パンツ)

JMDN:38367000(放射線防護用生殖腺防護具)

医療機器登録番号: 27B3X00308MPTC01

<臨床例>

頭部・胸部検査の際に、刺青・下腹部の人工股関節・腹部ステント装着者に使用

高周波温熱治療時に使用

※ 生殖器(睾丸、子宮、卵巣)の電磁波曝露を軽減



型式:MPRS-01(ロールシートA)

JMDN:38357000(放射線防護用掛布)

医療機器登録番号: 27B3X00308MPRS01

<臨床例>

頭部・腹部検査の際に、刺青・人工膝関節(TKR)・手首金属固定具装着者

※ RF反射・遮蔽作用による折り返しアーチファクトを抑制する際に使用



型式:MPRS-02(ロールシートB)

JMDN:38357000(放射線防護用掛布)

医療機器登録番号:27B3X00308MPRS02

<臨床例>

下腹部検査の際に、刺青・ステント・胸骨ワイヤー装着者に使用
胸部検査の際に、刺青・人工股関節(THR)装着者に使用

※ 目的に応じて胸部または腹部に使用してください。



型式:MPMT-01(ミトン)

JMDN:38365000(放射線防護用ミトン)

医療機器登録番号: 27B3X00308MPMT01

<臨床例>

頭部、腹部検査の際に、手指金属固定具・指輪・ネイル装着者・バルーンスイッチ使用者に使用

※ バルーンスイッチを握る際、手指にループが発現して熱傷のリスクがある。

※ RF反射・遮蔽作用による折り返しアーチファクトを抑制する際に使用



型式:MPNG-01(ネックガード)

JMDN:38358000(放射線防護用カラー)

医療機器登録番号:27B3X00308MPNG01

<臨床例>

乳房検査の際に、刺青・頸部ステント装着者に使用(ベストやフィットコートと併用する場合もあります)




性能試験データ

MRIプロテクターは電磁波防護服のシールド特性評価や高出力電磁波の照射による温度上昇など様々な性能試験を行い、その性能の高さと安全性を証明しております。


MRIプロテクター臨床使用状況

● MRIプロテクター各製品別臨床使用頻度並びに使用状況

平成29年10月~令和元年6月にMRI検査の際に本品を1.5TMRIで238件、3.0TMRIで563件使用しましたが、指定の着用方法を遵守しなかった場合1件を除いて、異常報告は0件でした。

MRIプロテクター種類 使用件数と割合
品番MPVT01 ベスト&ネック(胸部・頸部用)
主に頭部検査の際にステント・胸骨ワイヤー装着時者に使用
413件(46.93%)
品番MPRS01 ロールシートA(腕・脚部用)
主に頭部・腹部検査の際に人工股関節(THR)・人工膝関節(TKR)・手首金属固定具・指輪装着者に使用(折り返しアーチファクトにも有用)
252件(28.64%)
品番MPMT01 ミトン(手・足・指用)
主に頭部・腹部検査の際に手指金属固定具・指輪・ネイル装着者に使用
48件(5.45%)
品番MPPT01 パンツ(下腿部用)
主に頭部検査の際に人工股関節(THR)・腹部ステント装着者に使用
157件(17.84%)
品番MPNG ネックガード(頸部用)の単体使用
乳房検査の際に頸部ステント装着者に使用
10件(1.14%)

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